お子さんが予防接種を受けるときに気をつけたいこと-「育心会」のコラム一覧

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お子さんが予防接種を受けるときに気をつけたいこと

お子さんが予防接種を受けるときに気をつけたいこと-「育心会」のコラム一覧

お子さんが予防接種を受けるときに気をつけたいこと

10月からさくらキッズくりにっくではインフルエンザの予防接種がスタートし、毎日たくさんの方にお注射をしています。中でも土曜日午後のインフルエンザワクチン外来では毎週150人以上に接種を行うので、くりにっく内はお子さんの泣き声や叫び声でとてもにぎやかです。

正直言って、小児科医である私自身も注射は大嫌いです!コロナワクチン、毎年のインフルエンザワクチン前は憂鬱で、やっぱり今日はやめておこうかななんて言って、スタッフに早く打ちましょうと言われる始末です。

本日はお子さんの注射を受ける時に打つ前の準備として大切なことをいくつかお話したいと思います。

 

🌸注射をすることを事前に伝えましょう。

病院で突然注射があると伝えられることほど、緊張することはありません。中には「おでかけしよう」といって連れてこられたら注射だったなんてことも。お子さんたちは今後も病院に来るたび、「おでかけしよう」と言われるたびに、「今日も注射かな」と心配になりますし、嘘をつかれたショックでご両親を信用しなくなってしまうかもしれません。 私たち医療者は、子供たちに嘘はつかないということを大事にしています。医療者を信頼できるからこそ、痛い治療や苦い薬も頑張ってもらうことができると思っています。 具体的には2-3歳児には数時間前、4-6歳には前日、小学生以上には数日前から1週間前には注射があることをお伝えしましょう。確かに怖がって行かない!と言ったり、ごねたりするのは大変かもしれませんが、反対に怖いのに頑張って病院まで来れたねというポジティブな体験にすることもできます。

🌸いがいと役に立つお医者さんごっこ

検査や処置などの事前にお人形などを使って説明、体験することをプレパレーションと言います。そうすることで、これから行われることを事前に知ることができ、自分がどうしたらいいのかを学ぶことができます。また恐怖心や不安を最小限にし、頑張りを引き出すことができるともいわれています。 ぜひご家族一緒に、お医者さんごっこを楽しんでみてください。ひょっとするとお子さんのほうから「動かないでください!」「ちょっと痛いけどがんばりましょう!」といわれるかもしれません。

🌸いやいやの時間はできるだけ短く

ありとあらゆる準備をしても、やはり嫌なものは嫌!注射の前に逃げ出すお子さんや、「あと10秒待って!」と交渉するお子さんもたくさんいます。でもいくら待っても注射を好きになるわけではありません。その待ってる時間、ずっと嫌な注射のことを考えているよりは、数秒の我慢で終わってしまうほうがよっぽどお子さんにとっては良いと思います。

お子さんのいやいやのお時間が始まったら、まずはお子さんのお気持ちを聞き、「怖いよね、嫌だよね」と共感してあげましょう。これは長い戦いになるぞと思ったら、大人たちの覚悟を決めて、しっかり押さえて早めに終わらせてあげることをお勧めします。

🌸気をそらす

注射を受ける時に気をそらすことで、痛みに集中するよりも、スムーズに受けられることもあります。乳児期のお子さんの場合には、壁に貼ってあるキャラクターを指差しして、〇〇があったね、と声かけして、他に気を逸らしてみましょう。小学生のお子さんにおすすめする方法は、息をゆっくりと吹く事をおすすめしています。誕生日のろうそくの火を消すみたいにしてみようと、お声かけして、一緒にフーッとしているうちに、「あっという間に予防接種が終わった!いつもより痛くなかった。」とお子さんが喜ぶこともあります。

🌸注射の間はお子さんをしっかり抱きしめてお手伝い

注射をする際は、看護師からご家族にお手伝いをお願いすることがあります。「反対の手をしっかり握ってパワーをあげてください。」「お子さんの体が動かないように、両手で支えてください。」など、お子さんも必死に逃げようとするので、負けないようにしっかりとサポートしてあげてください。かわいそうに見えることもありますが、安全に処置をするためにとても大切なことです。 なお、スタッフがご家族に代わってサポートすることもできますので、遠慮なくおっしゃってください!

🌸終わったらたくさんたくさんほめてあげて!

注射が終わったら、とにかくたくさん褒めてあげてください。 どんなに動いてしまっても、泣いてしまっても、叫んでしまっても、それでもお子さんたちは頑張って嫌なことを一つ乗り越えました。 「泣かないで偉いね」「泣いても動かなかったなんてすごい!」「いやだと思ってもちゃんと病院まで来てくれたね!」など、お子さんが頑張ったことを具体的に褒めるようにしましょう。 そうすれば、痛くてつらい嫌な思い出も、きっとポジティブな体験として受け入れてくれます。

🌸最後、私が使っている裏技、、

私が使っている裏技として、注射の少し前から小さなアイスノンで注射部位を冷やすという方法があります。感覚が少し麻痺して痛みを感じにくくなるのでおススメです。

インフルエンザ予防接種シーズンは、本当にたくさんのお子さんたちを泣かせてしまいます。けれどその中でも覚悟を決めて手を出してくれる子、泣いてもじっとしてくれる子、泣きながらも最後にバイバイしてくれる子など、お子さんたちの頑張りもたくさん見せて頂いています。終わったらたくさんほめて少しでも良い思い出として終わってもらえるように、スタッフも全力で応援させていただきます!

院長 藤井 明子
院長 藤井 明子
  • 記事監修
  • 院長 藤井 明子
  • 北里大学医学部卒、東京女子医科大学医学系大学院修了、東京女子医科大学病院、千葉市立海浜病院、長崎大学病院、長崎県立こども医療福祉センター
    医学博士、小児科専門医、小児神経専門医、てんかん学会専門医
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