発熱した!コロナかも?と思ったら
現在、新型コロナウイルス感染拡大により、日本中の医療が逼迫しています。加えてお子さんたちは、ヘルパンギーナや手足口病といった夏風邪だけでなく、RSウイルスやヒトメタニューモウイルスなどの流行もあり、小児科外来はどこも予約がいっぱいです。
そこで本日は、熱が出てコロナかもしれないと思ったらどうしたら良いのか、また実際にコロナと診断された後はどうなるのかについて、整理していきたいと思います。ただし今回は「世田谷区にお住まいのお子さま」を対象としておりますので、ご了承ください。
<コロナ感染を疑ったら>
①発熱した場合
・すでに濃厚接触者に該当する方
当院は原則として濃厚接触者の対面での診察は行っていません。
もしご家族内ですでにコロナ陽性の患者様がいらっしゃる場合は、みなし陽性と診断し、電話診療を行いますので、まずは当院までお電話ください。
同居家族以外の方と濃厚接触者となった場合には、濃厚接触者以外の方でお子さまをお連れできる場合に限り、当院でPCR検査等をお受けすることはできますので、お電話でお問い合わせください。
・濃厚接触者以外の方
通常通り、一般診療の時間帯での診察が可能です。
②抗原検査キットをお手持ちの場合
抗原検査はタイミングが早すぎると偽陰性となる場合があります。コロナ発症日は症状出現日であり、検査日ではありませんので、お子さんの病状が安定していれば急いで診断をつける必要はありません。もし検査をされる場合には発熱した翌日など、時間をおいてすることをお勧めします。陽性の場合には③にお進みください。また陰性の場合であってもコロナではないと診断できる訳ではありません。周囲の流行状況や症状からコロナ感染が疑わしい場合にはPCR検査を受けることをお勧めします。
③抗原検査キットで陽性の方
抗原陽性者の対面での診療は行っていません。
症状や周囲の感染状況から、再度PCR検査を受けることなく、コロナ感染症と診断出来る場合があります。まずは当院までお電話いただき、電話診療をさせていただきます。
<コロナ感染症と診断された方>
当院より発生届を世田谷区保健所に提出します。その後、発生届に記載したご家族の電話番号に世田谷区保健所からショートメールが届きます。自宅療養期間や過ごし方、急変時の対応など詳しくは世田谷区のホームページをご参照ください。
新型コロナウイルス感染症と診断された方へhttps://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/fukushi/003/005/006/d00190526.html
新型コロナウイルス感染症と診断された方は症状発症日を0日目として10日目、かつ症状軽快から72時間以上経過するまではご自宅での療養となります。
同居家族などの濃厚接触者は、陽性者の発症日または感染対策を講じた日いずれか遅いほうの日の翌日から5日間は、ご自宅での健康観察期間となります。
当院では原則として陽性者の対面での診察は行っておりませんが、病状が落ち着くまでの間は電話診療を行い、必要に応じて処方の郵送などにも対応しております。
まだまだ感染終息の兆しが見えず、皆さまもご不安やご心配が尽きないかと思います。医療逼迫に伴い、患者様にはご不便をお掛けすることも多々あるかとは思いますが、少しでも地域の皆さまのお役に立てるよう、引き続き診療を続けていきます。
(そんな中でも皆さまからは温かいお気遣いのお言葉をいただいております。スタッフ一同大変嬉しく思っております。ありがとうございます😊)
※なお新型コロナウイルス感染症に対する方針は、随時変更となります。最新の情報は上記の世田谷区ホームページよりご確認ください。