小児の窒息事故を防ぐために-「育心会」のコラム一覧

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小児の窒息事故を防ぐために

小児の窒息事故を防ぐために-「育心会」のコラム一覧

小児の窒息事故を防ぐために

窒息は、乳幼児から成人まで誰にでも起こりうる恐ろしいものです。

乳幼児においては食べ物や異物誤飲に伴うケースが多く、特に注意が必要です。

突然声が出なくなった、首や口の中を触って苦しそうにしている、顔色や唇の色が悪くなってきた、突然咳が止まらなくなった、などの症状があった場合、窒息を起こしている可能性があります。疑わしい場合は速やかに救急車を呼び、応急処置を開始し続けてください。

1歳未満の乳児は「胸部突き上げ法」と「背部叩打法」を繰り返します。1歳以上の幼児及び成人では、「腹部突き上げ法(ハイムリック法とも言われます)」を行います。

政府インターネットテレビ

https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg16245.html

では分かりやすい動画がありますので、万が一に備えてぜひ一度視聴をお勧めします。

子どもの口の大きさは3歳児で直径約4cmであり、トイレットペーパーの芯とほぼ同じ大きさです。これより小さいものはお子さんの手の届かない場所に配置します。奥歯の生える4歳未満は、ナッツ類など噛み砕く必要のある食品はそのまま与えないようにしましょう。また、ぶどうやミニトマトなど丸いものは4等分に切ることが推奨されています。枝豆や節分の豆なども事故が多いので、注意してください。食事中、上のごきょうだいの分を横から取ってしまったり、ごきょうだいが小さいお子さんの口の中に入れてしまったりすることもあるので、必ず大人の方が一緒にいるように気をつけましょう。

院長 三井 理恵
院長 三井 理恵
  • 記事監修
  • 院長 三井 理恵
  • 群馬大学医学部医学科 修了、東京医科歯科大学医学部 皮膚科、東京医科歯科大学関連病院。
    皮膚科専門医、日本アレルギー学会、接触皮膚炎学会、日本研究皮膚科学会
小児科顧問 三井 俊賢
小児科顧問 三井 俊賢
  • 記事監修
  • 小児科顧問 三井 俊賢
  • 慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程 修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院(こうかんクリニックなど)
    医学博士、小児科専門医、小児科指導医
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