育心会の『Well-being』への取り組み:何歳まで小児科にかかれますか?
答えは…【生まれる前~大人になるまで】です。
育心会では、こどもたちの成長を切れ目なくサポートするために、生まれる前~大人になるまで、小児科医がこどものWell-being(心身の健康)を支えています。
「小児科は中学生くらいまで」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実際には高校生や大学生も小児科にかかることができます。
こどもは小さな大人ではなく、年齢に応じた対応が必要です。
〇おなかに赤ちゃんがいるときからかかりつけ医を見つけておく
こどもが生まれる前から、育児の準備・予防接種のスケジュール・かかりつけ医を見つけるなど、知っておくと良いことがあります。こういったことは、小児科医からお話しすることができます。
生まれた後は、風邪やワクチン、健診などで小児科を定期的に受診いただくことが多くなるかと思います。
病気のこと以外にも、出産後、お母さんも大変な時、赤ちゃんの健康や成長について相談する伴走者としてお父さんとお母さんを支えます。
〇10代、心と身体の変化の時を支える
10代になると身体も強くなり感染症などによる小児科受診の機会が減るかもしれません。でも、小児科は感染症などの病気だけを診ているのではありません。
10代の皆さんは、成長とともに生活や身体の変化、進学による環境の変化など様々な変化がおこり、気持ちのバランスが取りづらくなるような様々な悩みが出てきます。
思春期と呼ばれるこのような年代は誰もが悩み不安を抱える時期ですが、自分の心や身体のことは相談する相手を見つけづらく、悩みを抱え込んでしまうことも多くあります。こうした10代の悩みや不安に寄り添うことも、小児科医の大切な役割だと考えます。
私たち育心会では、10代のこどもたちが小児科を利用しやすいように、「ティーンズ(10代)外来」という入口をご用意しました。
これは特定の診療科を指すのではなく、ティーンズの皆さんを医療法人社団 育心会として応援する、というメッセージです。
ティーンズ外来では、10代の皆さんが自分らしく、前向きに成長する心と身体を支える『Well-being(ウェルビーイング)』をサポートします。
誰に相談していいかわからないそのお悩みを、育心会のティーンズ外来でお話ししましょう。
参考:
<日本小児科学会からの提言>
小児科医は子ども達が成人するまで見守ります
日本小児科学会では、小児科が診療する対象年齢を、現在の「中学生まで」から「成人するまで」に引き上げること、そしてその運動を全国的に展開することを、平成18年4月に決定しました。これまで小児科に通院していた15~20歳の方はもちろん、これまで小児科に通院していなかった15~20歳の方も、どうぞ気軽に小児科医に御相談下さい。小児科医は、積極的に診察して参ります。
小児科以外の受診が必要と判断した場合は、適切な診療科のご提案も随時行っておりますので安心してご相談ください。
詳細は日本小児科学会のページをご覧ください。
https://www.jpeds.or.jp/modules/guidelines/index.php?content_id=66
2024.08.06