今年の夏も熱中症に注意です!!-「育心会」のコラム一覧

ヘッダー画像

今年の夏も熱中症に注意です!!

今年の夏も熱中症に注意です!!-「育心会」のコラム一覧

今年の夏も熱中症に注意です!!

梅雨が明けて本格的に夏がやってきましたね。今年は例年より高温の日が続くと言われています。

しっかりと暑さ対策をして、健康に夏を乗り切りましょう!

 

今回は、熱中症予防のために気をつけたいポイントをお話ししていきます。

☀「暑さ指数」に気をつけよう

☀熱中症にならないために

☀こんなときは医療機関に相談を

 

「暑さ指数」に気をつけよう

熱中症は「気温や湿度が高く、無風の環境下に長時間いることで、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、うまく体温調節できなくなり、体内に熱がこもってしまう状態」を指します。

特に乳幼児は、体温調節機能が十分に発達していないため大人よりも熱中症になるリスクが高いといわれています。

 

熱中症の危険度を判断する数値として「暑さ指数(WBGT)」があります。

暑さ指数は、熱中症を予防する目的で作られ、気温・湿度・輻射熱(ふくしゃねつ)の3つをもとに算出した温度の指標です。

屋外における暑さ指数(℃)は、 0.1×気温 + 0.7×湿度 + 0.2×輻射熱 で示されます。

 

湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、身体が熱をうまく放出できなくなります。

また、輻射熱は、太陽や地面、建物などから放出される熱のことを指しており、大人に比べて地面に近い子ども、ベビーカーに乗っている赤ちゃんは輻射熱を感じやすく、熱中症のリスクが高まります。

このように、熱中症には気温以上に、湿度や輻射熱が大きく影響することがわかりますね。そのため、熱中症のリスクを下げるために気温だけでなく暑さ指数にも注意する必要があります。

 

熱中症にならないために

炎天下での遊びや運動は注意が必要です。

屋外では必ず帽子を着用して直射日光を避け、10~14時の日射しの強い時間帯や暑さ指数が28℃を超えるときは、涼しい屋内で過ごすことをお勧めします。

 

とはいえ、子どもは帽子を嫌がってかぶってくれないこともありますよね。

そんなときは、以下の方法を参考にしてみてください。

●子どもに選ばせる
帽子を嫌がる理由の一つとして、ゴムの締め付けやチクチクするといった不快感があげられます。帽子の素材や形など子どもが気に入るものを選ばせてあげることも効果的です。

●帽子を使って遊んでみる
帽子に慣れてもらうのが目的ですが、遊びの延長だと思ってすんなり被ってくれるお子様もいます。チラシで作った帽子や兜、段ボールを被せて遊んでみるのも良いですね。

●とにかく褒める
帽子をかぶったお子様をたくさん褒めてあげましょう。「かわいい」「かっこいい」と言われると嬉しい気持ちになって帽子への抵抗感が減るお子様もいます。

 

それから、こまめな休憩とこまめな水分・塩分補給も忘れてはいけません。

量よりも回数が大切で、小さな子どもは喉が渇いてもうまく伝えられないことがあるので、こまめに気を配る必要があります。

首元を冷やしてくれるクールリングなどは、温まった状態で着用を続けると逆効果になる可能性があるので、冷たさを保っているか確認しながら使用してください。

ベビーカーを使用するときは、お子様の顔色をこまめに確認し、場合によって保冷剤を活用したり、すぐに水分摂取ができるような準備をしたりしておくのも良いですね。

 

こんなときは医療機関に相談を

お子様に以下の症状が見られたら熱中症の可能性があります。ためらわず医療機関にご相談ください。

顔が赤い・息が荒い・不機嫌/ぐずる・なんとなく元気がない・水分を摂取したがらない・おしっこの量がいつもより少ない

休日や夜間にお子様の様子がおかしいと感じたら、「こども医療でんわ相談(♯8000)」に問い合わせてみるのも良いでしょう。お子様の症状に応じた適切なアドバイスを受けられます。

こども医療でんわ相談は、熱中症に限らずお子様の急な症状を相談できるので、覚えておくといざというとき便利です。

 

夏の暑さは、お子様だけでなく保護者の皆様にとっても熱中症のリスクがあります。少しでも体調に異変を感じたら、無理せず休んでください。家族みんなで熱中症を予防していきましょう。

 

子どもの様子で気になることがあればクリニックまでご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024.07.24

クリニック別コラム一覧
  • さくら
  • 問診
  • ミューザ川崎こどもクリニック
  • 新川崎ふたばクリニック小児科皮膚科
  • さくらキッズくりにっく
  • 武蔵小杉 森のこどもクリニック 小児科・皮膚科
  • ミューザ川崎こどもクリニックプラス
  • 二子新地ひかりこどもクリニック
  • 渋谷国際皮膚科医院
  • 糀谷こどもクリニック