どうして保険証を毎月見せるの?
当院に限らず、医療機関を受診した際に「保険証の提示」を求められることがあります。受診するたびに提示を求められるため「なぜ毎回見せなければならないのか?」と思ってしまうかも知れません。今回はその「なぜ?」ついてご案内致します。
◎なぜ必要?月に1度の保険証提示
保険診療を実施するうえで、保険医療機関は、保険証・各種受給者証の確認が法令で義務づけられています。そのため1カ月ごとを区切りに「初回の受診日」に保険証・受給者証等を確認させていただきます。月末に保険証を提示した場合でも、月をまたいで再受診される場合は、提示が必要です。
◎月の途中でも以下に該当する方は、再提示が必要です!
・就職や退職などで保有している保険証が変更になった方(職場の事業所や支店名などが変更になった場合も提示が必要です)
・転居や氏名の変更により保険証に記載している内容が変わった場合
・扶養者(被扶養者)の変更があった場合
・市町村合併や企業の統廃合により新しい保険証が交付された場合
・負担割合が変更になった場合
☆保険証まで!…時代はオンライン化です☆
育心会では、患者さんにお持ちいただいている保険証を、オンラインシステムで確認しています。つまりお持ちいただいた保険証が有効かどうかの確認ができるのです。
資格確認は可能ですが、保険証が変更になった際は原本をお持ちいただく必要がありますので、来院の際はご持参いただきますようご協力をお願い致します。
~おまけ~
☆マイナンバーカードが保険証として利用できます☆
オンライン資格確認の開始に伴い、2021年3月よりマイナンバーカードが健康保険証として利用できるようになりました。さらに、医療機関での受付もマイナンバーカードで対応ができ、月が替わるごとの保険証の提出も必要ありません。(マイナンバーカードでの受付に限る)
更に医療機関ではマイナンバーカードによる受付をすることによって、患者さんの同意があれば医療データの共有もできるようになりました。薬の情報や手術歴などに医師がアクセスできるため、データを見たうえでの診察・薬の処方が可能になるため、より良い医療が受けられるなど、メリットがあるシステムです。
※マイナンバーカードを健康保険証として利用するためには、①マイナポータルで利用申し込みが済んでいること、②利用できる医療機関・薬局であることが必要です。
※マイナンバーカードの健康保険証利用にはICチップの中の「電子証明」を使うため、医療機関では受付窓口でマイナンバー(12桁の数字)を取り扱うことはありません。
☆おしえて!マイナンバーカードの保険証利用に関するQ&A☆
・マイナンバーカードがあれば保険証が無くても受診できますか?
→はい。当院はオンライン資格確認システムが導入さているため、お手持ちのマイナンバーカードに健康保険利用の申し込みが済んでいればご利用いただけます。
・子どもが医療機関で受付する場合、窓口での手続きはどうなりますか?
→親御さんなどの代理人が、お子さんのマイナンバーを使って受付をします。その際に、暗証番号を入力することで本人確認を取ります。同じくお手持ちのマイナンバーカードに健康保険利用の申し込みが済んでいることが条件になります。
※詳しくは川崎市ホームページ:オンライン資格確認及びマイナンバーカードの健康保険証利用について をご覧ください。
☆最後に☆
いかがでしたか。オンライン資格確認の導入で、受付での住所や名前、保険情報等の入力作業が軽減され、院内での待ち時間軽減に繋がることや、人と人との接触も最小限に抑えられることが期待できます。これからもお子さんとご家族とって受診しやすいクリニックを目指していきます。
2022.11.08