新型コロナウイルス感染が流行しているので、予防接種や乳幼児健診を延期・中止してもよいでしょうか?
新型コロナウイルス感染症が蔓延する中、予防接種や乳幼児健診までもが一部自粛されている状況を危惧しています。
この状態が続くと、大切な家族が本来予防できたはずの感染症や疾患に悩まされる懸念があります。
日本小児科学会も、保護者と実施者が協力し可能な限り予防接種や乳幼児健診は予定通りに実施すべきであると提言しています。
当院では予防接種・乳幼児健診の専用時間(クリーンタイム)を拡充して、感染症対策を行いながら保護者様の不安に寄り添いながらもしっかり予防接種・乳幼児健診を実施します。
集団健診にて1歳半健診、3歳健診が受けられていない方の健診もお引受けいたします(自費)。
以下は日本小児科学会から発出されている、「新型コロナウイルス感染症に関するQ&A(2020年5月1日改訂)」の予防接種・乳幼児健診に対するコメントです。
Q 新型コロナウイルス感染が流行しているため、乳幼児健診や予防接種を遅らせたほうが良いでしょうか?
乳幼児健診の目的は、年齢ごとの成長発達と身体の異常の有無を確認し、早めに見つけて治療に結び付けることです。
予防接種の対象となっている病気は、命や健康に影響をもたらす重大なものばかりです。根本的な治療法がなかったり、後遺症を残してしまうものもあります。そのため、感染症にかかる前にワクチンを接種する事がとても重要です。
新型コロナウイルス感染症を予防する対策もとても重要です。しかし極端な制限によって予防できる他の重要な病気の危険性にさらされることを避けることも大切です。少しずつ感染が落ち着いてきている様子ですが、今後も数か月単位で新型コロナウイルス感染に注意しなければなりません。その間、乳幼児健診や予防接種を延期するデメリットは大きいと考えられます。
川崎市中原区
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武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科
院長 大熊 喜彰