インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンの接種間隔の規定が廃止されました(同時接種も可能)
新型コロナウイルス感染の第7波の中、今冬のインフルエンザ流行が懸念されています。
10月頃からインフルワクチン接種が開始されますが、新型コロナワクチンとインフルワクチンの接種スケジュールをどうすれば良いか悩んでおられる方も多いと思います。
これまで新型コロナワクチンの接種は、前後にインフルワクチンを含む他の予防接種を行う場合においては、原則として13日以上の間隔をおくこととされていました。
2022年7月22日に開催された第33回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会で、
知見等の蓄積をふまえ、新型コロナワクチンとインフルワクチンについては、間隔の規定を廃止し同時接種を認めることが了承されました。
一方、インフルエンザ以外のワクチンとの同時接種については、これまで同様13日以上の間隔を開けることとし、引き続きエビデンスを収集しながら検討することとされました。
今シーズンのインフルエンザワクチン接種については、新型コロナワクチンとの接種間隔は気にせず、どちらのワクチンも予約が取れた時点で接種していただけます。コロナとインフルエンザの同時流行も懸念されていますので、ワクチン接種で感染予防および重症化リスクを減らして行きましょう。
変更前
前後に他の予防接種を行う場合においては、原則として13日以上の間隔をおくこと
他の予防接種を同時に同一の接種対象者に対して行わないこと。
変更後
前後に他の予防接種(インフルエンザの予防接種を除く。)を行う場合においては、原則として13日以上の間隔をおくこと
他の予防接種(インフルエンザの予防接種を除く。)を同時に同一の接種対象者に対して行わないこと。
<参考資料>
厚生労働省HP https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0037.html
新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンの同時接種の有効性・安全性(第33回 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料より抜粋)
2022.09.01