就学前の予防接種、お忘れでないですか?
年長さんのお子様をもつ親御さんの中には、4月からの就学にそろそろ準備を、と思っている方もいるかもしれませんね。
そこで忘れていけないのは、麻疹風疹ワクチン(MR)の2期の予防接種です。公費で受けられるのは、世田谷区では就学前1年間の3月までとなっております。ランドセル、筆箱などの持ち物だけでなく、予防接種のうけ忘れがないかを母子手帳で確認してみましょう。
公費ではないのですが、任意接種でうった方がよいのが以下の三つになります。
・おたふく:MRワクチンと一緒に1歳の時に1回目を接種している方がいると思います。2回目の接種しわすれがないようにしましょう。当院では、年長さんのMRワクチンと一緒に接種することをすすめています。
・三種混合(DPT):百日咳の予防に、3種混合ワクチン(DPT)接種が推奨されています。赤ちゃんの時期に四種混合ワクチンとして接種していますが、小中学校・あるいは大人になってから百日咳の発症が認められています。今のワクチンスケジュールでは不十分と言えます。そのために、年長の時のDPT接種をお勧めしております。
・不活化ポリオ:不活化ポリオワクチンは、現在四種混合ワクチンに含まれ、定期接種で4回目接種までは行われています。接種から時間がたつと、抗体価が徐々に低下し、再びポリオ発症のリスクにさらされます。この抗体価は5回目接種により高く維持することができ、欧米諸国の多くでは、小学校入学前に追加接種が実施されています。
もし、就学にむけて予防接種のことなどご心配があれば、母子手帳を持参の上、ご相談ください。