【2024年も油断大敵!】インフルエンザワクチン接種のススメ ~ 注射が苦手な方へ安心の選択肢も!~
今年も気づけば夏も終わりに近づき、そろそろインフルエンザの流行が気になる季節になってきましたね。2024年も、インフルエンザワクチン接種を強くおすすめします!
なぜワクチン接種が重要なのか?
インフルエンザは、ただの風邪とは異なり、重症化や合併症を引き起こす可能性のある感染症です。特に小児、高齢者や基礎疾患のある方は、重症化リスクが高いため、ワクチン接種による予防が非常に重要となります。
ワクチン接種によって、以下の効果が期待できます。
・インフルエンザの発症を予防する
・インフルエンザの重症化を防ぐ
・インフルエンザによる入院や死亡のリスクを減らす
2024年のワクチン接種について
2024年のインフルエンザワクチンは、WHOの推奨に基づき、昨シーズンと同様の株が採用されています。
・A型株:
・A/Victoria/4897/2022 (H1N1)pdm09 – 類似株
・A/Darwin/6/2021 (H3N2) – 類似株
・B型株:
・B/Austria/1359417/2021 (B/Victoria系統) – 類似株
・B/Phuket/3073/2013 (B/山形系統) – 類似株
今年のオーストラリアの状況から見る日本のインフルエンザ流行予測
日本の流行予測に重要な冬を迎えたオーストラリアの保健省によると、2024年のインフルエンザの報告では、感染数のピークが過去5年の平均に比べても高く、現在インフルエンザの流行がみられています(*)。日本でも同様の流行をみせることや高止まりのまま収束がみられない可能性が予想されます。
(*)参考文献 https://www.health.gov.au/resources/collections/australian-respiratory-surveillance-reports-2024
注射が苦手な方へ朗報!鼻から噴霧するタイプのワクチン『フルミスト』
2024年から、新たに鼻から噴霧するタイプのインフルエンザワクチン『フルミスト』が使用可能になりました。注射が苦手な方や、小さなお子様にもおすすめです。
・フルミストの特徴:
・痛みがほとんどない
・鼻粘膜に直接作用するため、効果が高いとされる
・1回接種で完了
・2歳から接種可能
接種時期と対象者
インフルエンザワクチンは、毎年流行前に接種することが推奨されています。日本では、一般的には10月から12月頃が接種時期となります。
・特に接種が推奨される方:
・小児
・高齢者
・60歳未満でも基礎疾患のある方
・妊婦の方
・医療従事者の方
・フルミストの接種対象者:
・2歳から18歳までの健康な方
まとめ
インフルエンザは、毎年流行する感染症であり、ワクチン接種は最も効果的な予防策です。今年のオーストラリアの状況を踏まえ、日本でも早めのワクチン接種が重要となります。2024年は、注射タイプのワクチンに加え、鼻から噴霧するタイプの『フルミスト』も選択肢に加わり、より多くの方が安心して予防接種を受けられるようになりました。ご自身と大切な人を守るために、ぜひインフルエンザワクチン接種をご検討ください。
⚠️ 注意:
・ワクチン接種に関する詳細は、お住まいの自治体や医療機関にお問い合わせください。
・フルミストの接種には、年齢や健康状態など、いくつかの条件があります。医師とご相談の上、接種をご検討ください。
・ワクチン接種に関する最終的な判断は、医師とご相談の上で行ってください。
2024.08.23