お子さまの身長が気になる方へ:低身長症を知っていますか?
こんにちは!育心会グループです。
新年度が始まり2ヵ月が経ちましたね。お子さまのコミュニティが広がる度に、その成長について嬉しく思う反面、心配や不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、低身長症についてお話ししていきます。
低身長ってなに?
一般的に、同じ年齢および同じ性別の他の人と比較して、身長が著しく低い状態を指します。
原因は様々で、遺伝、生活習慣、内分泌系の異常、病気や疾患、ストレスなどが関係していると考えられています。
その中でも、内分泌系の異常や病気が原因の場合は、「低身長症」として治療を行います。
どうやって診断するの?
成長曲線やご両親の身長から、遺伝的なものか治療が必要かを判断します。
成長曲線は、人間の成長や発達をグラフで表した曲線のことで、年齢と身体的な特徴(身長、体重、頭囲など)との関係を示しています。
成長曲線では身長の伸び方や、思春期に入ったタイミングを知ることができます。
低身長症にはどんな病気があるの?
以下は低身長となる代表的な病気で、保険診療で成長ホルモン治療が可能となるものもあります。
・成長ホルモン分泌不全症
・染色体の病気(ターナー症候群など)
・SGA性低身長症 など
低身長症は早期に治療を開始することで身長の増加を促進することが期待されます。
お子さまの身長が気になる方は、お早めにクリニックにご相談ください。
受診時には母子手帳と身長・体重の成長がわかる記録が必要になります。
◆育心会グループのクリニックではお子さまの発育に関する専門外来を開設しています。