子育てで大切にしたいこと
今回は子育て後半に差し掛かっている一人のママスタッフの経験を記してみました。
「一生懸命」とても素敵な言葉ですが、ある時から私の中では苦手な言葉になりました。
我が家には二人の子供がいます。もう数年で成人です。我が子が幼少の頃、私は仕事もしており、その日の事をこなすのが精一杯でいつも1日30時間あったらいいなと思っていました。
2人目の育児も1人目と同じように、とはいきませんでした。色々と試し工夫しても、伝えている事が全く響かない。私は「一生懸命」やっているのに、どうして分かってくれないのと、心が苦しくなる時期もありました。
「一生懸命」やればやるほどイライラしたり、心無い返事をしていました。顔は能面のような感じだったのでしょう。子供の表情も能面になった時期がありました。
子供が今後困らないようにという思いで私は「一生懸命」でしたが、その子の良い部分が沢山あるにもかかわらず素敵な部分を見ず当たり前に感じ、出来ない事を悩んでいました。
疲れたある日、何もやりたくなくなったので、
何もしない!だらけた母になろう!!
自分のやりたいこと優先し、ご褒美DAYを作りました。
手を抜いたのに子供達は全く平気で、部屋から笑い声も会話も多くなりました。子供達は「一生懸命」な母なんて求めていなかったんですね。子供なりに行動し色々経験するべき時期の邪魔をしてしまったような気がしました。
役割な「一生懸命」が続くと、自分が後回しになり我慢が多くなります。子供の嫌な部分が目につき、口出ししてしまうようになります。
まずは自分に優しくすること。(短い時間でも好きな事をする、我慢しすぎない)
自分の心が満たされると、子供(人)にも優しく接する事が出来るようになりました。
気がついたのはほんの数年前です。先輩ママ達は子育てに戻ることが出来たらこうしてあげれば良かった、今ならきちんと出来そう等と話していましたが、私も同じ思いになりました。
限られた子育て時間の貴重な数年間です。時間は戻せません。
今は子育て出来る事に感謝しながら、上手に自分で自分の機嫌を取れるよう心掛けています。
二子新地ひかりこどもクリニック
ママスタッフ
2022.12.06