食物アレルギー、なんとなく管理していませんか?
食物アレルギーは、ある特定の食物を摂取した後(多くは30分以内、長くて2時間以内)に、蕁麻疹や皮膚の発赤などのアレルギー反応があらわれる疾患です。アナフィラキシーやアナフィラキシーショックといった重篤な状態に陥ることもある疾患です。
近年増加しており、乳幼児の5~10%、学童期の1~3%が食物アレルギーと考えられています。
アレルギー検査はいろいろな病院で行われていますが、その結果の解釈を誤ると食物の不必要な完全除去が行われることになり、その結果こどもの栄養失調をきたす可能性さえあります。
当院では、アレルゲン(原因となった食物)の検索のために、血液検査、食物経口負荷試験、皮膚プリックテストといった検査を適切に選択し行います。アレルゲンが特定されたら、必要最低限の除去や代替食品の提示、アレルギー症状が出た時の適切な対応方法についても指導いたします。
アナフィラキシーが起きてしまったときの点滴治療や、エピペン®の筋肉注射・処方などの対応も可能です(重症度の高いアナフィラキシーの場合、高次医療機関と連携して治療します)。
正確な知識を持って不必要な食物除去をなくすことで、お子さんの成長に必要な栄養摂取をしっかりできるようにします。その他、学校給食への対応(学校生活管理指導票などの書類記載)や、遠足や旅行行事での食事の注意点についてもご説明いたします。
川崎市中原区
アクセス:武蔵小杉、新丸子、元住吉、武蔵中原
武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科
院長 大熊 喜彰