2020年10月1日からワクチンの接種間隔が変更になります。
まず、前提として同一ワクチンの接種スケジュールやおすすめの接種タイミングに変更はありませんので、定期ワクチン(おたふくを含む)のスケジュールの立て方はこれまでとかわりません。
今回変更になるのは、異なるワクチンの接種間隔に関してです。
現在の規定だと、生ワクチン(MR(麻疹・風疹)、水痘、おたふくかぜ、ロタ、BCG)については接種後27日以上、不活化ワクチン(インフルエンザ、ヒブ、肺炎球菌、四種混合、B型肝炎、日本脳炎など)については接種後6日以上の間隔をあけることとされているので、特に生ワクチンを接種した後はしばらくほかのワクチンが打てないことがありました。
2020年10月1日からは、種類の異なるワクチンは原則間隔を空けなくても接種できることになります。
例外として、注射生ワクチン(MR、水痘、おたふく、BCG)同士は27日以上の間隔をあける制限はそのままですが、一般的なスケジュールでは生ワクチンを2回連続で接種することはありませんので特に大きな変更はないと思います。
※経口生ワクチン(ロタウイルスワクチン)に関しても、他のワクチンとの接種間隔の制限はなくなります。
この変更により、1歳の生ワクチン(MR、水痘、おたふく)を9月後半、10月、11月に接種する予定の児も、10月以降のインフルエンザワクチンの予約の際にワクチン間の間隔を気にすることなく取得できることになります。
また、ワクチン接種スケジュールが遅れてしまい公費対応期間の終わりが迫っている場合も、急ピッチで接種を進められる可能性があります。
ワクチンのスケジュールや間隔等でお困りのことがあれば、クリニックまで気兼ねなくお問い合わせください。
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武蔵小杉 森のこどもクリニック小児科・皮膚科
院長 大熊 喜彰